四帖半以下を小間と称し、四帖半以上は「広間」と称します。
床の間。掛け物をかけたり、花を生けて季節感を演出し、客を迎えます。茶室において、床は大きな役割を果たします。
茶の湯の準備をする場所で、茶室には欠くことのできない施設です。
竹の簀の子を入れた流し。水皿の下は排水の設備が作られており、水皿の手前は濡れやすいため板が張られている。
水屋から点前のために出入りする口のこと。
炉の脇(客にすすめる茶碗を差し出す場所)は清浄な場所とされ、そこを足で踏みつけることは許されません。そこで、茶道口のほかに、水屋側からいろいろ給士するため出入りする口として給士口がもうけられます。
客の出入り口。体を縮めて席入りをする小さな出入り口。前に踏石を設けます。
身分の高い客のために設けられた出入り口で、頭を下げる程度で出入りできます。前に踏石を設けます。
床の中に設けた窓で、床の中の掛け物を照らす役割を持つ窓です。
点前座への採光とともに、少し障子を引いて炉の周辺の暖気を払う機能ももっています。
連子窓、下地窓の中心軸を少しずらして上下に配置する窓です。座敷の景観として設けられた窓です。
外側に竹連子を打ち付けた窓。
湯を沸かすための設備。炉は茶室にとって目玉のようなもので、炉の切り方を間違えると茶室は使い物にならないとさえ、いわれています。
水屋に設けられた炉。水屋にも予備の湯を常に欠かさぬようにします。