家を建てるうえで施主様が最もこだわったのは、深い軒やそれを支える化粧柱など和風住宅特有の凛とした美しい佇まいの外観です。
![]() 外観 切妻屋根 |
![]() 格子戸から柔らかい日が差し込む玄関 |
![]() 二間続きの和室 |
![]() 外観 深い軒を支える化粧柱 |
![]() 杉丸太の大黒柱 |
![]() 吹き抜け天井で開放的なリビング |
![]() 格子戸が美しい造り付けの食器棚 |
![]() ヒノキの無垢板張り仕上げの洗面脱衣室 |
シャープな切妻屋根と深い軒、バランスよく配置された付け柱が印象的な、美しい佇まいの和風住宅です。玄関戸と下駄箱の建具は縦格子で統一し、玄関ホールの杉丸太の柱は、棟木まで通してある正真正銘の大黒柱です。洗面脱衣室の壁は、ヒノキの無垢板仕上です。湿気がこもりやすい場所ですが、無垢材には調湿効果がありヒノキ材は殺菌作用もあるので、水廻りには適した材料といえます。ヒノキは高級建築材というイメージがありますが、節あり材を使用することでコストも抑えられます。
和風住宅では、軒を支える化粧柱や杉丸太の大黒柱、和室の柱など、構造材が表しのままになるか所が多くあります。木材の素性を見極め、いちばん目につきやすい所にその木材のいちばん美しい面が出るように、大工職人が木材を墨付け加工する。『材料を見て適材適所に使用する』これも大工職人の技量です。